2013.11.21

☆ MiniMoto 4時間耐久 OPEN 参戦記 vol.2 ☆

お疲れ様です!
それではMinimoto 2013 4時間耐久 決勝レポートいってみよ!!!
今回、周辺のホテルがいっぱいという事で、大活躍はホテル ハイエース♪
寝心地はさすがにホテルのベッドにはかないませんが、起きたら即パドック!という利便性は天下一品♪
過去の8耐ですら、ホテルハイエースで過ごした事がある僕にとってへっちゃらです(*^_^*)

予選ライダーを務めるS様♪ 
リラックスモードで安心です(*^_^*)

マシンも予選に向けての最終check&set up☆
タイヤウォーマーが禁止ということで、電源は入れずに保護(笑) この路面温度では使わせて欲しいのが本音ですね(>_<)

PIT前看板を製作して頂きました、T様いつもありがとうございます!
この満面の笑みが気持ち悪いだとか、可愛いだとか皆様大変喜んで頂きました(笑)
もちろん来月も使用させて頂きたいと思います!

太陽の恵みでタイヤを温めましょう♪

今朝、鈴鹿入りしてくれたD様、H様、Nさん、そして清之介♪
たくさんの応援団が45番PITに集結! テンション上がりますよ~!
そして迎えた予選♪
S様の頑張りで自己ベストを大幅に更新!
怪我の痛みも残る中、本当に頑張って頂きました(^○^)
TEAM SAMURAI+3601 3’01.510  予選 29番手Get♪

予選が終われば、フリー走行からの決勝。
このWEEKで僕もやっとマシンに跨がれるタイミングが来ました(^○^)! 前回の鈴鹿テストは9月ということで、久しぶりの鈴鹿フルコースの走行は少し緊張です。。。。
フリー走行ではサスペンションに悩まされながらも、じわじわと感触を取り戻せてきました。
目標タイムは程遠い結果となりましたが、決勝はなんとかするしかナイの精神で(笑) 
TEAM SAMURAI+3601    2’55.678 フリー走行 7番手で終了。
フリーが終われば、決勝!
謎の大仏君を始め、たくさんの仲間で僕達のグリッドは賑わいました!

スタート前に大仏君のパフォーマンスには本当に参りました(笑) おかげで緊張の糸はぷっつり切れました(^○^)
今回、スタートライダーを務めさせて頂く事になり、前回の岡山2時間耐久の時のようなロケットスタートを狙います!
S様の力強いプッシュのおかげもあり、岡山ほど決まらなかったものの、まずまず!

(写真提供 Auto Craft ON the ROAD 奥田様)
1周目は 19番手でホームストレート通過、その後も頑張って前の集団に追い付こうと頑張りましたが、5台で編成されたグループからなかなか抜け出す事が出来ない状況が続きました。
ミニモトでの集団とはこんなに難しいものか…?と自問自答を繰り返しながらひたすらバトル。。。 抜きつ抜かれつを数えきれないほど繰り返しながら周回しました。
ミニモトの場合ストレートではスリップストリームの取り合い(笑) 追いかける側は物凄く車速が上がりますが、終われる側はスリップに入られるとトップスピードが落ちます。。。
これが悪循環で、セカンドグループになかなか追いつく事ができません(>_<)
ラップタイムも2,3秒落ちでの周回は本当にきつかったです。。
それでもなんとか抜け出さないとと頭で考えながら走りました。 バックマーカーが現れ出したので、これはチャンスかも!なんて何度もトライしましたが、1台でも真後ろに付かれると同じ事の繰り返し(>_<)
それでもとストレートから1コーナーで一気に引き離そうと進入した瞬間…
エンジンストール…。。
いきなりのエンジンストップに戸惑いましたが、PITに戻ることしか頭には浮かびませんでした。
マシンが停車したのが、ちょうどS字の一つ目手前、ここから上りこう配で、ショートカットまで距離はあります。 あと3周でライダー交代のピットサインだったのに…
ミニモト車両がこんなに重いの!?なんてビックリしながら東コースをひたすら押しました。

( 写真提供 officeワキタ 代表脇田様 )
ショートカット手前にパドックに抜ける通路があり、そこからコース外へ出て、パドックを押してPITへ。
途中、パドックを歩いていた人たちは、僕を不思議そうな目で見守ってくれました(笑) PITの手前で偶然にも隣のPITライダーさんが僕を見つけて、押してくれた事、本当にありがとうございます! たしか小川選手だったと思います。間違えていたらゴメンナサイ(>_<)
PITで待ってくれている仲間にマシンを渡し、そのままライダーチェンジ。
大幅なロスは今となっては仕方ありません、一丸となってマシンの修復にあたってくれるクルーの皆にありがとうです!
S様にライダーチェンジし、再スタートを切った555号車。
不運は続きます。
コースインしてすぐにまた、エンジンストール…。
PITまで押してS様も戻ってきてくれました。 クルーがすぐにマシンcheckするも原因不明。 
ガソリンがキャブレターに流れていないような症状でした。すぐにエンジン始動し、再コースイン。
その後、周回を重ねますが、ラップタイムが思うように上がらない。 マシンの調子が悪いのが、タイムを見れば解ります。
最終的に、マシンからオイルが吹いているとのオフィシャルからの指示でPIT IN。
キャッチタンクのオイルが溢れ出て、蔦っていました。
なぜ?そうなるのかなんて考えてる場合でもなく、ひたすらマシンを吹きあげて、オイルcheckを懸命にしてくれるクルー。
この時、思いました。
皆が目指しているのは、順位でもなく、チェッカーなんだと。 “完走” という目標をそれぞれが言葉にせず追いかけている事を感じました。
このタイミングで僕に出番が帰ってきました。
“やるしかない”
いつ壊れてもおかしくない雰囲気は十分に伝わっていました。 内心、怖いと思う部分もありました。
でも、走るしかない。
皆の努力を無駄にするわけにはいかないと思い、コースインしました!

(写真提供 Auto Craft ON the ROAD 奥田様)
たしかに乗る度に、マシンの状況は変化しているのも伝わりましたが、全力で走りました。
2’54.891

(写真提供 Auto Craft ON the ROAD 奥田様)
今回のベストラップもこの時、出す事ができましたが、MCシケインからスプーンカーブへ差し掛かった時…
僕達の4時間は終了しました。
今回のエンジンストールは一瞬でエンジンブローと解りました。
ヘアピン裏からオフィシャルにマシンを載せてもらい、PITに戻りました。
申し訳ない気持ちでいっぱいでいっぱいで…
“悔しい”
けど、それがレース。
たくさんの仲間に応援してもらって、期待してもらって… 本当に申し訳ない気持ちでした。
優しい仲間は、僕を責める事はなかったのですが、リタイヤという結果を作った原因も自分にあると自覚しています。
レースに対する考え方を一から見つめ直す事が、今一番重要な事と感じました。
本当に皆様ありがとうございました!
次回は皆で笑って終われるレース目指して、頑張りたいと思います。
レース界に入って10年。 まだまだ未熟者ですが、これからも頑張りたいと思いますので、皆様宜しくお願いします!
今回、ご支援下さいましたスポンサー様、ご協力頂きました企業様、サポーターの皆様、この場を借りて本当にありがとうございました!
最後まで読んで頂きました読者の皆様もありがとうございました!
Fin