2013.8.28

☆  2013 鈴鹿8耐 決勝 奮闘記 final ☆

お疲れ様です!
前回のTake3の続編がようやく整理出来てきたので、今年の熱い夏を締めくくるにもfinal編いってみたいと思います!
その後、マシントラブルも無く、順調に#72は周回を重ねます。
そして最後の僕の出番がやってきました。

時間的には微妙な時間。 この時点でライダー交代となると最後まで走りきるか、それとももう一度ライダー交代でピットインするか…
本当に絶妙なタイミングでの交代となりました。
ガソリンが持つならば走りきれという指示の元、最後のライダーチェンジです。
中盤のマシントラブルにより、順位は大幅に下がってしまいましたが、目指すは“完走”。
完走することが大きな課題でもある夏の8耐。

予選で上位に君臨したチームもこの時点でリタイアとなってしまっているチームも多く存在します。 そんな過酷なサバイバルレースは完走という事の難しさを感じさせてくれます。
とにかく、チェッカーをうけるぞ!というチーム全体の強い想いを背負って走りました。

ここまできたら順位なんかどうでもいい。
ラスト1周でリタイアするチームも少なくありません。 ラップタイムよりも走り続ける事に専念して欲しいという指示の元、落ち着いて周回を重ねました。
辺りが暗くなり、ライトオンのサイン。
いよいよ8耐のフィナーレの雰囲気に鈴鹿サーキットは包まれました。
参加している僕達も、8時間応援し続けてくれている観客の皆様もようやく…という雰囲気。
そんな矢先、これが耐久!と言わんばかりの豪雨が鈴鹿サーキットを襲いだしました。
西コースから降り始めた雨。
次第に強くなり、一時は前が見えないくらいの豪雨に… 前後スリックタイヤ装着ですので、ワンミスで即転倒というリスクの中、走りました。
走行しながら、僕はすぐに止むのか、それとも降り続けるのか…

初めは西コースのみなら走り続けてしまおうと考えました。
が、しかし、ほとんどのコース上のライダーはピットインしていき、レインタイヤに交換。
その時、頭をよぎったのは“完走”
僕もピットインし、レインタイヤを選択しました。

稲垣選手がライダー交代の準備してくれていたのですが、コース状況を理解できている僕に体力が持つのならば、そのままコースに戻れという事のに。
タイヤ交換を終えてそのままコースに戻りました。
路面は完全にフルウェット状態で、慎重に慎重を重ねて周回を重ねました。
そしてたどり着いたチェッカーフラッグ。
長い8時間が無事に終わりました。
この瞬間はきっと走った事のある人にしか伝わらないかと思いますが、全ての関係者や家族、仲間、応援して下さった方々への感謝が一気に込み上げる瞬間です。

多くの人に出迎えてもらえて心から“ありがとう”と思える瞬間。

#72は無事に8時間完走する事ができました。 ピットロードで最高の笑顔を仲間から頂きました。
3年ぶりの8時間耐久でしたが、無事に完走できたこと本当に嬉しく思います。
ピットに戻ると、今回初参加のしんのすけ♪
8時間、僕のそばで動いてくれた仲間のジュニア♪
IMT SatoRacingの皆様、関係者様が皆で迎えてくれました!
本当にありがとうございました!
そしてサポート下さった企業様、本当にありがとうございました!

水曜日から応援に駆け付けてくれたS様、終始カメラマンとして8時間頑張ってくれたY君、そして応援に駆け付けてくれた全ての方々に、本当にありがとうございました!

最後に、現役から3年離れ、それでも出場する事に対して反対もせずに、『好きにしたら』 と支えてくれた家族に感謝します。

応援して下さった皆様、本当にありがとうございました! 
2014も鈴鹿で走れるよう頑張りたいと思います!!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました(*^_^*)
 Fin